商品ページ / ASO LENS GUIDE
App Storeのスクリーンショットは検索結果に何枚出るか
スクリーンショットについては「1枚目が重要」「縦向きが良い」といった根拠不明の助言があふれています。この記事では、そうした助言は書きません。Appleが公式に定めている要件と、検索結果に実際に何枚表示されるかという一次情報、そしてASO Lensがスコアリングで実際に何を見ているかだけを、確認できた事実として述べます。
公開日: 2026-09-17
Appleが定めている要件
Appleの公式ドキュメントによれば、App StoreおよびMac App Storeのプロダクトページには、最大10枚までスクリーンショットを掲載できます。具体的な画像サイズなどの仕様は、App Store Connect Helpを参照するよう案内されています。
Appleが定める画像仕様(2026-09-17時点で確認)
App Store Connect Helpの「Screenshot specifications」ページには、より詳細な仕様が掲載されています。同ページで確認できたのは、1アプリあたり1〜10枚、.jpeg・.jpg・.png形式でアップロードでき、画像にアルファチャンネルや透過を含めることはできない、という点です。仕様はAppleにより変更されうるため、最新の内容は必ず同ページで直接確認してください。以下はASO Lensのデータモデル(screenshotUrls・ipadScreenshotUrls)が扱う範囲に合わせ、iPhoneとiPadの仕様のみを書きます(Mac・Apple TV・Apple Vision Pro・Apple Watch向けの仕様も同ページに別途掲載されていますが、この記事の範囲外とします)。
iPhoneは画面サイズごとに8段階の表示ティアがあり、必要なピクセルサイズ(縦向き/横向き)は次の通りです。
- 6.9インチ表示(iPhone Air・iPhone 17 Pro Max・iPhone 16 Pro Max等): 1260×2736px(縦)/ 2736×1260px(横)ほか。他のティアのような「Requirement」表記はこの欄には無い。
- 6.5インチ表示(iPhone 14 Plus・iPhone 13 Pro Max等): 1284×2778px(縦)ほか。「アプリがiPhoneで動作し、かつ6.9インチ用のスクリーンショットが提供されていない場合に必須」と明記。6.9インチ用が無い場合は、そこから自動縮小されたものが使われる。
- 6.3インチ表示(iPhone 17 Pro・iPhone 16 Pro等): 1179×2556px(縦)ほか。6.5インチ用が無い場合は自動縮小。
- 6.1インチ表示(iPhone 16e・iPhone 13等): 1170×2532px(縦)ほか。6.5インチ用が無い場合は自動縮小。
- 5.5インチ表示(iPhone 8 Plus等): 1242×2208px(縦)。6.1インチ用が無い場合は自動縮小。
- 4.7インチ表示(iPhone SE 第3/第2世代等): 750×1334px(縦)。5.5インチ用が無い場合は自動縮小。
- 4インチ表示(iPhone SE 第1世代等): 640×1136px(縦、ステータスバーあり)ほか。4.7インチ用が無い場合は自動縮小。
- 3.5インチ表示(iPhone 4S等): 640×960px(縦、ステータスバーあり)ほか。4インチ用が無い場合は自動縮小。
iPadは5段階の表示ティアがあり、必要なピクセルサイズは次の通りです。
- 13インチ表示(iPad Pro (M5, M4)等): 2064×2752px(縦)ほか。「アプリがiPadで動作する場合に必須」と明記。
- 12.9インチ表示(iPad Pro 第2世代): 2048×2732px(縦)。13インチ用が無い場合は自動縮小。
- 11インチ表示(iPad Pro (M5, M4)等): 1488×2266px(縦)ほか。13インチ用が無い場合は自動縮小。
- 10.5インチ表示(iPad Pro・iPad Air 第3世代等): 1668×2224px(縦)。12.9インチ用が無い場合は自動縮小。
- 9.7インチ表示(iPad Pro・iPad・iPad mini 第5世代等): 1536×2008px(縦、ステータスバーなし)ほか。10.5インチ用が無い場合は自動縮小。
つまり、最も大きい表示ティア(iPhoneは6.9インチ、iPadは13インチ)向けのスクリーンショットさえ用意しておけば、それより小さいティア向けの画像はApple側で自動的に縮小生成されます。個別に全ティア分を用意する必要はありませんが、各ティア向けに個別のスクリーンショットを用意した場合は、そちらが優先して使われます。
検索結果には何枚表示されるか
Appleの公式ドキュメントは、「スクリーンショットの向きによっては、アプリプレビュー(プレビュー動画)が無い場合に最初の1〜3枚の画像が検索結果に表示される」と明記しています。「10枚まで登録できる」ことと「検索結果に表示される枚数」は別の話であり、検索結果一覧というコンテキストで実際に表示されるのはごく一部の枚数に限られる、というのが確認できる事実です。何枚目までが表示されるかは画像の向きに依存するとされており、この記事の執筆時点でApple公式ドキュメントが述べているのはここまでです。
ASO Lensはスクリーンショットの何を評価しているか
ASO Lensのスコアリングロジック(src/core/scoring/rules/creative.ts)は、スクリーンショットについて次の3点だけを見ています。
- iPhoneスクリーンショットの枚数(12点)。 5枚以上で満点、3〜4枚で部分点、1〜2枚でさらに低い部分点、0枚で0点。
- プレビュー動画の有無(5点)。 あれば満点、なければ0点。
- iPadスクリーンショットの有無(3点)。 1枚以上あれば満点、なければ0点。
評価しているのは「枚数」と「有無」だけです。何枚目に何を写すか、縦向きか横向きか、テキストを重ねるかどうかといった、画像の中身や並び順についてはASO Lensのスコアリングでは判定していません。これは、そうした要素の効果を裏付ける検証済みの根拠が無いためです。
この記事で扱わなかった論点
「1枚目のスクリーンショットが最も重要」「縦向きの方が横向きより成果が良い」「キャプション(テキストの重ね書き)を入れると転換率が上がる」といった主張は、ウェブ上で頻繁に見かけますが、Apple公式ドキュメントにもASO Lensのコードにも根拠となる記述が見当たらなかったため、この記事では扱いません。検索結果に「最初の1〜3枚が表示されうる」という事実はありますが、そこから「だから1枚目を工夫すべき」という助言を導くのは、この記事が確認できた事実の範囲を超えます。
Appleが公式に推奨していること
一方で、以下はApple自身が公式ドキュメントで述べている推奨事項であり、第三者による裏付けのない通説とは区別できます。
- アプリがDark Modeに対応している場合は、少なくとも1枚、Dark Modeでの見え方を示すスクリーンショットを含めることを検討するよう推奨しています。
- 複数の言語でアプリを提供している場合は、各マーケット向けにスクリーンショットをローカライズするよう推奨しています。
まとめ
確認できる事実は次の通りです。Appleはスクリーンショットを最大10枚まで登録可能としていますが、検索結果一覧に表示されるのはアプリプレビューが無い場合の最初の1〜3枚に限られます。ASO Lensは枚数とプレビュー動画・iPadスクリーンショットの有無だけをスコアリングしており、画像の中身や並び順は評価対象外です。裏付けのない「ベストプラクティス」は本記事では取り上げていません。
ASO Lensは、iPhoneスクリーンショットの枚数・プレビュー動画の有無・iPadスクリーンショットの有無をスコアに反映し、他の指標と合わせて記録します。
今すぐ始める出典
- Apple, “App Store Product Page” — developer.apple.com/app-store/product-page(スクリーンショットは最大10枚まで掲載できること、アプリプレビューがない場合は最初の1〜3枚が検索結果に表示されうること、Dark Modeに対応している場合は少なくとも1枚それを示すスクリーンショットを含めることの推奨、および各マーケットに向けたスクリーンショットのローカライズ推奨の一次情報)
- Apple, “Screenshot specifications” (App Store Connect Help) — developer.apple.com/help/app-store-connect/reference/app-information/screenshot-specifications(1〜10枚・.jpeg/.jpg/.png形式・アルファチャンネル/透過不可であること、iPhone・iPadの各表示ティアごとの必須ピクセルサイズ、および対応サイズが無い場合に上位ティアから自動縮小されることの一次情報。2026-09-17に確認)