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App Storeの説明文とプロモーションテキストは、検索順位に影響するのか

説明文とプロモーションテキストは、どちらも商品ページの文章ですが、役割も更新のしかたも違います。この記事では、文字数の上限、検索順位との関係、プロモーションテキストだけが新バージョンなしで更新できる点、そして本来の役割であるコンバージョンへの効き方を、Appleの公式ドキュメントとASO Lensのコードで確認できる事実だけで整理します。

公開日: 2026-10-15

文字数の上限と、更新のしかたの違い

  • 説明文(Description):App Store Connectヘルプでは、4000文字までのプレーンテキストで、必要に応じて改行を使えます。HTMLは使えません。必須項目で、ローカライズできます。更新するタイミングについて、Appleの商品ページのドキュメントは「新しいバージョンを提出するときに更新できる」と説明しています。
  • プロモーションテキスト(Promotional Text):170文字までで、説明文の上に表示されます(iOS 11以降)。Appleは「新しいバージョンを提出することなく、いつでも更新できる」と明記しています。期間限定のセールや、近日公開の機能といった最新のお知らせに使うことを案内しています。

つまり、新バージョンを出さずに文面だけ差し替えられるのはプロモーションテキストだけです。説明文を変えたいときは、バージョンの提出に合わせる必要があります。Appleのドキュメントも、重要なお知らせをより頻繁に伝えたいなら、説明文ではなくプロモーションテキストを使うよう案内しています。

App Reviewを通さずに更新できるのか

ここは言い切れません。Appleのドキュメントが明言しているのは「新しいバージョンの提出が要らない」ことで、「App Reviewを通らない」ことまでは、確認した商品ページ・App Store Connectヘルプ・App Reviewガイドラインのいずれにも書かれていませんでした。 ガイドライン2.3は、説明文を含む「すべてのメタデータ」がアプリの中核体験を正確に反映していることを求めています。新バージョン不要であることと、内容が審査の対象外であることは別の話なので、後者を前提にしないほうが安全です。

説明文・プロモーションテキストは検索順位に影響するか

  • プロモーションテキスト:影響しない。Appleは商品ページのドキュメントで「プロモーションテキストはアプリの検索順位に影響しないので、キーワードの表示に使うべきではない」と明記しています。
  • 説明文:App Storeの検索順位への影響は、Appleのドキュメントに書かれていません。Appleの検索ドキュメントは、検索結果の要素の一つである「テキスト関連性」を「アプリ名・サブタイトル・キーワード・主要カテゴリとの一致」と説明しており、説明文は挙がっていません。ただし「説明文は検索に使われない」とも書かれていないため、影響がないと断定もできません。「説明文にキーワードを入れると順位が上がる」という説は広く語られますが、Appleの公式ドキュメントで裏付けは確認できませんでした。

一方で、App Store Connectヘルプには、説明文が「アプリのリリース後、Webエンジンの検索結果に使われる」と書かれています。これはApp Store内の検索順位の話ではなく、Webの検索エンジン向けの記述です。

ASO Lens側でも同じ前提で作られています。キーワードのカバレッジ判定(src/core/keywords/coverage.ts)が辞書を作る対象は、タイトル・サブタイトル・キーワード欄の3つだけで、説明文は含まれません。検索順位に効くフィールドの考え方は、検索順位の測り方とサブタイトルの記事も参照してください。

説明文とプロモーションテキストの本来の役割はコンバージョン

検索順位に使うフィールドではない以上、この2つの役割は、商品ページを見に来た人にダウンロードを決めてもらうことです。Appleの説明も、説明文は「アプリの機能と特長を魅力的に伝えるもの」、プロモーションテキストは「最新のニュースを伝えるもの」という位置づけです。

Appleは説明文について、「最初の1文が最も重要で、ユーザーが『続きを読む』をタップせずに読めるのはここだ」と述べています。何文字目までが折りたたみ前に表示されるかは、Appleのドキュメントでは確認できませんでした。

ASO Lensは説明文をどう評価しているか

ASO Lensのスコアリング(src/core/scoring/rules/conversion.ts)は、説明文の「最初の255文字」を評価対象にしています。説明文が255文字以上あり、その冒頭255文字に占める汎用語(「app」「free」「best」など)の割合が20%未満なら10点満点、255文字以上でも汎用語が20%以上なら6点、127〜254文字なら3点、それより短いと0点です。

この255文字という境界と、推奨文にある「『続きを読む』をタップする人は少ない」という趣旨の記述は、Appleが明言した基準ではありません。第三者のASO解説記事(AppFollow)を出典とする、ASO Lens独自のヒューリスティックです。Appleが公式に述べているのは「最初の1文が最も重要」という点までで、その先の数値は、あくまで目安として扱ってください。

なお、ASO Lensはプロモーションテキストをスコアに含めていません。公開されているApp Storeの情報(iTunes Lookup)にはプロモーションテキストが含まれず、取得できるのはApp Store Connectを連携したアプリのみです。

まとめ

説明文は4000文字まで、プロモーションテキストは170文字までで、新バージョンなしに更新できるのはプロモーションテキストだけです。プロモーションテキストが検索順位に影響しないことはAppleが明記しており、説明文については、App Storeの検索順位への影響はAppleのドキュメントに書かれていません。どちらも、順位ではなくコンバージョンのための文章として扱うのが、確認できた事実に沿った考え方です。

ASO Lensは、説明文の先頭255文字の長さと汎用語の比率を「コンバージョン」のスコアとして評価し、取得したメタデータと合わせて改善点を示します。

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出典

  1. Apple, “App Store Product Page” — developer.apple.com/app-store/product-page(プロモーションテキストが170文字までで、新バージョンの提出なしにいつでも更新できること、検索順位に影響しないこと、説明文は新バージョン提出時に更新することと「最初の1文が最も重要」であることの一次情報)
  2. Apple, “App Store search” — developer.apple.com/app-store/search(検索結果の「テキスト関連性」がアプリ名・サブタイトル・キーワード・主要カテゴリとの一致であると説明していることの一次情報。説明文には言及していません)
  3. Apple, App Store Connect Help, “Platform version information” — developer.apple.com/help/app-store-connect/reference/app-information/platform-version-information(説明文が4000文字まで・プレーンテキスト・HTML不可・ローカライズ可能であること、「Webエンジンの検索結果に使われる」こと、プロモーションテキストが170文字まででiOS 11以降で説明文の上に表示されることの一次情報)
  4. Apple, “App Review Guidelines”, 2.3 Accurate Metadata — developer.apple.com/app-store/review/guidelines(説明文を含むメタデータがアプリの中核体験を正確に反映すべきだとする一次情報)